「局所性多汗症」は、手掌多汗症、足裏多汗症、味覚性多汗症などに分類されますが、今回のコラムでは、特に悩んでいる人が最も多いといわれている手掌多汗症について考えてみましょう。
手掌多汗症の特徴
手掌多汗症の場合、緊張や不安に関係なく、普段の精神状態でも掌(てのひら)に多くの汗をかきます。
普通の人でも緊張すると、手に汗をかきますが、
手掌多汗症の場合、精神的に不安定な状態でなくとも汗をかくというのが一番顕著な特徴です。
つまり、精神的な問題から汗が多くなっているとは限らない場合があると理解しておく必要があるのです
手掌多汗症の問題とは
皆さんは、あまり普段意識をしていないかもしれませんが、日常生活では、手を使うことが本当にたくさんあります。
多汗症の人は、仕事で手作業を行なう人の場合、部品が滑ってしまったり、作業確認の用紙を手の汗でぬらしてしまったりと、さまざまな時に不便を感じるのです。
前述のように、手掌多汗症は、精神的な問題に起因するとは限りません。
多くの多汗症患者は、
乳幼児の時から汗をかく量が多かったと言う人が少ないのです。
赤ちゃんの頃に靴下をはかせるのが大変だった。
歩く時に手を引こうと思っても手が離れやすかった。
このようなことを母親から聞かされたことがあるという人が多いのです。
あなたも、同じような経験がなかったでしょうか?
多汗症に悩む人の中には、
自分の精神力が弱いから汗をかいてしまうと悩む人たちがいます。
しかし、すでに説明をしているように、精神的な問題と関係なく、多汗症になる場合もあるのです。
自分の精神の弱さを気にするのではなく、しっかりとした正しい多汗症の改善方法を探してみましょう。
汗の量に悩んでいた多汗症であった多くの人が、自分にあった方法を見つけて、多汗症が治っています。
あなたにもきっと、汗の量で悩まなくとも良い日が訪れるはずです。
ただ悩むのではなく、しっかりと改善する方法を見つける努力をしてみましょう。